Redmineのチケットにトラップデータ(トラップ受信イベント)を自動登録

Advanced Trap Receiver の「REST機能」を利用すれば、オープンソースのプロジェクト管理ソフトウエア Redmine のチケットにトラップデータ(トラップ受信イベント)を簡単に登録することができます。Advanced Trap Receiver のフィルタリング機能(エージェント、トラップOID、バインド変数のフィルタ、重複管理や破棄設定)を活用して、運用管理に必要なトラップのみをチケットに登録することができます。

チケットの説明には、トラップの基本情報やトラップの説明(description)などを登録することができるため、トラップの内容を手間なくスピーディーに把握することができます。

設定方法の概要は以下の通りです。

  1. (Redmine) REST API を有効に設定
  2. (Redmine) チケットを登録するユーザの APIアクセスキー を作成して確認
  3. (Redmine) チケットを登録する プロジェクトid と トラッカーid を確認
  4. (Advanced Trap Receiver) 基本設定 REST に Redmine用 の RESTアイテム を作成
  5. (Advanced Trap Receiver) トリガーアイテムで Redmine用 の RESTアイテム を選択

* Redmine は Jan Schulz-Hofen および Jean-Philippe Lang の商標または登録商標です。

設定方法についての説明

(補足)

  • Redmine の URL は ルートURL としています。サブディレクトリがある場合は適宜変更してください。
  • Advanced Trap Receiver の RESTアイテム は複数作成することができます(トラップ受信イベントの内容に合わせてRESTアイテムを設定することができます)。
  1. (Redmine) REST API を有効に設定

メニュー「管理」-「設定」-「API」タブの「RESTによるWebサービスを有効にする」をチェックして保存します。

  1. (Redmine) チケットを登録するユーザの APIアクセスキー を作成して確認

チケットを登録するユーザの「個人設定」-「APIアクセスキー」を作成し、確認します。

  1. (Redmine) チケットを登録する プロジェクトid と トラッカーid を確認

http://redmine-host/projects.xml
http://redmine-host/trackers.xml

上記URLから、チケットを登録する プロジェクトid と トラッカーid を確認します。

  1. (Advanced Trap Receiver) 基本設定 REST に Redmine用 の RESTアイテム を作成

メニュー「設定」-「REST」画面でRESTアイテムを作成します(初期データにはRedmine用のテンプレートが存在します)。

  • URLは、http://redmine-host/issues.json を指定します。
  • ヘッダの X-Redmine-API-Key は、2.で確認した APIアクセスキー を指定します。
  • データの project_id、tracker_id は、3.で確認した プロジェクトid と トラッカーid を指定します。
  • データの subject はチケットの題目、description はチケットの説明になり、Advanced Trap Receiver のさまざまな置換パラメータを利用することができます。
  • その他、issuesパラメータについては、https://www.redmine.org/projects/redmine/wiki/Rest_Issues/ をご確認ください。
  1. (Advanced Trap Receiver) トリガーアイテムで Redmine用 の RESTアイテム を選択

Redmineのチケットに登録するトリガーアイテムのREST設定に、4.で作成した RESTアイテム を選択します。

トラップデータ(トラップ受信イベント)を登録したチケットのサンプル

Advanced Trap Receiver の Redmine用 RESTアイテム 設定の置換パラメータに、トラップデータの情報が展開されたチケットの説明が登録されます。

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