現在、データセンター事業者に代表される大規模なITインフラを持つ企業や研究機関などのエネルギーコストの割合は増加傾向にあります。エネルギー自給率が5%程度の日本においては、今後も予測されるエネルギーコストの増加をいかに抑えていくかが、重要な経営課題の一つとなっています。日々変化するIT運用においては、機能性、サービス、セキュリティ対策など、安定したシステム運用を継続的に管理、維持する必要があります。また同じようにITファシリティインフラも物理的、電気的、温度環境などを管理する必要があります。
アド・コムの「Advanced Infrastructure View」はこのようなITファシリティインフラに求められる安定性、効率性、経済性の課題に対して、運用管理の省力化を図りながら、お客様のニーズを実現するさまざまな機能をご提供いたします。
最新情報

PUE

PUE計算値、IT機器・付帯設備のグループ別消費電力量や割合を表示します。PUEの推移は折れ線グラフから確認できます。

レイアウト

スペース画面にはラック、空調機、UPS、PDUなどのオブジェクトやZabbixで収集した温度や湿度の計測値を自由に表示することができます。

ラックの搭載図

サーバーやネットワーク機器の定格電力や重量を登録して、ラックごとの定格電力の合計値や総重量を管理することができます。

ラックごとの消費電力

ラックごとの消費電力を計算して、ラック内の温度上昇や熱だまりを防ぎ、効率の良いIT機器の稼働環境を管理します。

トレンドグラフ

Zabbixで収集したサーバリソース、ネットワーク、温度、電力情報など、IT運用に必要な多種多様なアイテムのトレンドグラフを表示します。

レポート(帳票)

Zabbixのトレンドデータを利用し、日別、月別の集計レポートを作成します。アイテム合算値を集計することもできます(CSVファイル出力対応)。

障害イベントの管理

Zabbixの最新の障害情報を参照することができます。過去のイベントも参照することができます(CSVファイル出力対応)。

SNMPトラップ

Advanced Trap Receiverのイベントデータと連携して、SNMPトラップイベントの参照、および確認操作を行うことができます。

警報装置リスト

警子ちゃん(アイエスエイ様の商品)等の警告灯のステータスをリスト表示します。遠隔からクリア操作を行うこともできます。

アプリケーション構築環境例
Kubernetes(コンテナオーケストレーションシステム)

コンテナ化されたアプリケーションのデプロイ、スケーリング、および管理を行うオープンソースのコンテナオーケストレーションシステムのKubernetes(K8s)環境では、従来の仮想マシンよりも軽量で高速にアプリケーションを起動でき、スケーラブルな冗⻑化構成を容易に構築することができます。セルフヒーリング機能によって、コンテナやノード障害時でも止まらない高可用性なサービスを構築することができます。
k8s_sys
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HAクラスタ(シェアードナッシングモデルシステム)

シンプルかつ低コストで構築できるシェアードナッシングモデルのHAクラスタ構成(Pacemaker, Corosync, DRBD)は、リアルタイムにディスクデータをレプリケート(複製)し、障害時にはクラスタノードを自動的に切替えるため、サービスや機能連携のダウンタイムが少ないシステム運用を実現することができます。また中小規模のシステムではSPOF(Single Point of Failure)のリスクが存在する共有ストレージ(シェアード型)構成と比べ、耐障害性が高くなる場合が多いです。
ha_sys
ha_sys
無償トライアルからはじめよう
download.png
download.png Advanced Infrastructure View のトライアルを希望される場合は、試用ライセンス(トライアルエディション)をご提供いたします(アプリケーションはライセンスお申し込み後、ダウンロードURLをご連絡いたします)。トライアルエディションはスタンダードエディションのすべての機能を1ヶ月間ご試用いただけます。トライアルを希望される場合はこちらから
docker_con_aiv.png
docker_con_aiv.png コンテナ型仮想化のDocker環境で Advanced Infrastructure View が構築できるDocker Composeファイルを用意しています。Docker Composeは簡単に複数コンテナ構成の作成や削除を一括管理することができるため、トライアル環境やテスト環境などを構築する場合にご活用ください。

# docker compose up -d
# docker compose exec httpd /opt/aiv/setup xxx.xxx.xxx.xxx:8080
上記、2つのコマンドでトライアルを始めることができます。

Kubernetes環境では、Helmチャートを利用して簡単にトライアルを始めることができます。
エディションの比較(トライアルを希望される場合はこちらから)
エディション リミテッド
(無償ライセンス)
スタンダード
(有償ライセンス)
ライセンス利用範囲
(WEBサーバ)
1FQDN または 1IPアドレス
(MACアドレス制限)
1FQDN
ライセンス利用範囲
(HAクラスタノード)
無制限
レイアウト画面の作成
ラック搭載図の作成
PUEの表示
ラックごとの消費電力の表示
グラフやレポートの表示
障害イベントの管理
SNMPトラップの表示
警報装置リストの表示
Linux OS 環境
Docker Compose 環境
Kubernetes 環境
Helmチャート対応
利用期間 1年間(継続可) 1年間
サポート 別途有償対応 ライセンス有効期間
バージョンアップ ライセンス有効期間 ライセンス有効期間
エディション リミテッド
(無償ライセンス)
ライセンス利用範囲
(WEBサーバ)
1FQDN または 1IPアドレス
(MACアドレス制限)
ライセンス利用範囲
(HAクラスタノード)
レイアウト画面の作成
ラック搭載図の作成
PUEの表示
ラックごとの消費電力の表示
グラフやレポートの表示
障害イベントの管理
SNMPトラップの表示
警報装置リストの表示
Linux OS 環境
Docker Compose 環境
Kubernetes 環境
Helmチャート対応
利用期間 1年間(継続可)
サポート 別途有償対応
バージョンアップ ライセンス有効期間
エディション スタンダード
(有償ライセンス)
ライセンス利用範囲
(WEBサーバ)
1FQDN
ライセンス利用範囲
(HAクラスタノード)
無制限
レイアウト画面の作成
ラック搭載図の作成
PUEの表示
ラックごとの消費電力の表示
グラフやレポートの表示
障害イベントの管理
SNMPトラップの表示
警報装置リストの表示
Linux OS 環境
Docker Compose 環境
Kubernetes 環境
Helmチャート対応
利用期間 1年間
サポート ライセンス有効期間
バージョンアップ ライセンス有効期間
*トライアルエディションはスタンダードエディションのすべての機能を1ヵ月間試用することができます。
*リミテッドエディションの無償ライセンスは営利目的での利用、改変、再配布を不可としします。
*リミテッドエディションのライセンス提供は弊社のみ対応します(ソリューションパートナー経由でのライセンス提供はありません)。